
不動産会社などが提供を開始し、昨今では広く受け入れられているリースバックの仕組みのポイントは、自宅の売却と賃貸契約を両立させることにあります。一般的な方法で自宅を売却した場合、当然ながら買い手に物件を開け渡して元の所有者は引っ越しをしなければいけません。引っ越しによって大きく変化する環境や人間関係に悩み、できれば今まで通りの生活がしたいと考える人も多いのではないでしょうか。また、引っ越しは学校はもちろんのこと職場にも影響します。
一緒に成長してきたクラスメイトと離れることになったり、職場が遠くなってしまったりとデメリットが発生する可能性は十分にあり得るでしょう。リースバックの仕組みでは自宅を売却したのち、不動産会社と賃借契約を結ぶことになります。賃貸の対象となる物件はそれまで暮らしてきた自宅であり、不動産会社に売却した物件です。賃貸に利用する条件は契約によって異なりますが、月々の家賃はもちろんのこと利用可能期間についてもチェックしておくことをおすすめします。
さらに契約の条件によっては将来的に買い戻しができるのも、リースバックの仕組みの特徴です。売却の際に買い戻し特約をつけることで、要件をクリアして再購入が可能になるでしょう。すべての物件で再購入が行えるわけではないため、あらかじめ不動産会社に確認を行う必要はあります。しかし将来的に金銭に余裕が出た場合には買い戻しにできる特約に、魅力を感じる人も多いはずです。
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